11月30日
1年生は保育園実習が始まり
今週は2年生だけの授業
校内がやや静かです
月曜恒例の
”ソウルタイム”
今日は古林先生のご紹介で
元県立盲学校教師の
石川万澄先生に
ご登場いただきました
6歳までは片目が見えていましたが
小学校に上がるころから全盲に…
広島にある盲学校で
小学2年生から寄宿舎暮らしが
始まりました
「送ってくれた母は一緒に一泊して
翌日帰っていきました。
私は思い切り大きな声で
”おかあちゃん”
と何度も呼びました」
中学高校と進み、大学は東京へ。
東京教育大にて(*現 筑波大付属視覚特別支援学校)
鍼灸手技療法を学ばれ、また教育部門でも
すぐれた功績を残された石川さん。
卒業後は
兵庫県立盲学校(神戸市)に就職
兵庫県人になられました
「中学のころ先輩が奏でるトランペットの音に魅せられ
夢中でトランペットを学びました」
「その後伴奏もやりたくなり、すべて耳から
音をピアノで再現し、独学でピアノをマスターしました
音楽は自分の中になくてはならないものです」
歌えることが重要と認識し
コールユーブンゲン(歌の基礎)も
マスターしました。
自分を表現できる手法としてのピアノは
それからの自分の人生に大きくかかわっています」
聞かせて下さった石川さんのレパートリーは
本当に幅広く”クラシック” ”ジャズ” ”アニメ”
学生さんからのリクエストにも応じて
まるで鍵盤が見えているかのように
滑るような10本の指で
次から次へと演奏してくださいました
楽しいひと時。ほんわかな空気のなかで
厳しい環境を生き抜いてこられた石川さんの
《生きる姿》
を垣間見たソウルタイムでした