今日のオンライン授業はフレーベルが始めた幼稚園に関する
DVDを見てお互いに話し合う授業であったが、
なかなか刺激的であった。
今は亡き辻井正前学院長が実際にドイツにあるバードブランケンブルクの
幼稚園を訪問したものである。
フレーベルの時代、子どもは家の労働力と見なされて保育の対象ではなかった。
フレーベルによって子どもに遊びが保育がなされるのであるが、
ここで初めて「遊び」の重要さが発見されたのと
「子どもが愛情の対象」と見なされるようになった等、
現在は当たり前のことが、フレーベル以前はそうでなかった等、驚きの内容であった。
学生が驚いたことの一つは、
日本では当たり前に保育室にあるピアノやオルガンが設置されていないことであった。
男性保育士がギターを弾いている。
子どもと対面しながら楽器を演奏することの大切さを痛感すると共に
日本の「常識」を考え直す等楽しい授業展開になった。